高齢アパートオーナーの悩み

私は若いころから不動産投資に興味があり、現在はアパートやマンションをいくつか所有しています。

 

でも最近、歳のせいかだんだん自分で管理するのがおっくうになってきました。

 

もうそろそろ息子に管理を任せたいと思っています。

 

ただ、息子はサラリーマンで、不動産の事は全然分かりません。

 

私がまだ元気なうちは良いのですが、いつまでも元気であるという保証はありません。

 

かと言って、

 

まだ世間知らずの息子に、不動産の名義を移してしまうのも抵抗があります。

 

何か良い方法はありますか?

ご存知ですか?

生前に賃貸アパートやマンションの名義をそのまま子供に移転すると、贈与税が発生します。

 

また、子供に名義を移してしまうと、子供があなたの意見を聞かなくなってしまう心配もありますね?

 

そして、もしあなたが将来「認知症」になってしまった場合には、

 

「賃貸契約書」「リフォーム」「大規模修繕」「売却」等ができなくなってしまいます。

家族信託が解決します!

父親が「委託者」兼「受益者」となり、息子を「受託者」として信託契約を結び登記をします。

 

賃貸収入はこれまで通り、父親が「受益者」として受け取ります。

 

これにより、あなたの息子はあなたの監督の下で、不動産経営や管理のノウハウを身につける事ができます。

 

また、父親に「指図権」を付ける事により、父親が健在な内は息子が勝手にアパートやマンションを売却したりする事ができないようにする事も可能です。

 

そして、もしあなたが将来認知症になっても、あなたの代わりに息子がアパートやマンションの賃貸契約書、リフォーム、大規模修繕、もしくは処分等をすることができるのです。

 

あなたから息子へ「受託権」を移動することになるので、権利を移動しても「贈与税」が発生しません。